
Instagramの複数アカウントでDM自動化を行う方法(2026) — 1つのプランで3アカウント、スロット追加、アカウント別設定を複製する手順、複数アカウントのマクロとの違い
1つのアカウントで始めたInstagram運用が、いつの間にか2つ、3つになります。共同購入用と日常用を分け、ブランド用を別に開設し、運用を任されたクライアントのアカウントまで加わります。そのとき最初にぶつかる質問が「DM自動化はアカウントごとに別々に契約しなければならないのか」で、次の質問が「設定をアカウントごとに一から作り直さなければならないのか」です。検索すると答えは二手に分かれます。片方は「複数アカウントを登録して送信数を増やす」というプログラムの広告で、もう片方はアカウント単位で課金する公式API対応のツールです。この記事ではまずその2つがまったく別物であることを切り分けたうえで、UUPを基準に複数アカウントを接続する手順、あるアカウントの設定を別のアカウントに複製する方法、3アカウントを超えたときのスロット料金を整理します。
お読みになる前に: UUPのアカウント数・スロット価格・画面の文言は2026年9月時点の実際のサービス値です。他ツールの課金単位は各比較記事に確認時点とともにまとめてあり、この記事ではリンクで代えます。この記事はInstagramのDM自動化を作っているUUP(ユーユーピー)チームが書いています。

1. 「複数アカウント」には2つの意味がある — この記事は前者だけを扱う
同じ検索語で出てくる結果が混ざっているので、まず切り分けます。
| 区分 | 自分の複数アカウントに自動DM(インバウンド) | 複数アカウントから大量送信(アウトバウンドのマクロ) |
|---|---|---|
| 先に声をかけるのは誰か | 訪問者が自分の投稿にコメントする → その人に返信DM | プログラムがハッシュタグやフォロワー一覧を収集して先にDMを送る |
| アカウントが複数ある理由 | 運用しているアカウントが実際に複数ある(共同購入・ブランド・クライアント) | 1アカウントの送信上限を回避するためにアカウントを増やす |
| 接続方式 | Metaの公式API — Instagramログインで権限を承認 | PCにIDとパスワードを入れてブラウザを操作 |
| 広告の文言 | 「3アカウント接続」「アカウントあたりいくら」 | 「1アカウント1日70件、アカウントを登録して送信数を増やす」「30〜60秒のディレイ推奨」 |
| アカウントのリスク | 公式経路 — 権限の範囲内でのみ動作 | 利用規約違反の行為 — 制限・停止の対象 |
右側は「複数アカウント」が目的ではなく回避手段です。マクロが何をし、アカウントにどんな痕跡が残るかはInstagramのDMマクロは使っていいのかに、公式APIツールと大量送信ツールの構造の違いはInstagram DM自動送信プログラムの選び方に別途まとめています。この記事の残りはすべて左側 — 自分が実際に運用している複数のアカウントに、コメント検知の自動DMを付ける話です。
似た名前がもう1つあります。ソーシャルビズが2026年9月9日に出した「DMキャンペーン管理者」は、広告主が複数のインフルエンサーのアカウントを1つのキャンペーンにまとめて招待・設定・決済を管理する機能です。他人のアカウントを複数束ねる用途なので、この記事の「自分の複数アカウント」とはまた別で、そちらのアカウント単位課金はソーシャルビズ自動DM比較にあります。
2. UUPで複数アカウントを接続する手順
UUPはDMプロ・アップロードプロ・ウルトラの各プランにInstagramアカウント3つの接続が標準で含まれています。2つ目、3つ目のアカウントは追加料金なしで接続できます。手順は1つ目と同じで、つまずく場所だけが違います。
- 追加するアカウントが公開のプロアカウントであることを確認します。 ビジネスまたはクリエイターで、非公開ではいけません。個人アカウントを接続すると「一般(個人)アカウントは接続できません。Instagramの設定でプロアカウントに切り替えてから再度お試しください」と戻されます。切り替え手順はInstagramプロアカウントへの切り替え方にあります。
- ダッシュボード → Instagram接続画面でアカウントを追加接続を押します。
- Instagramのログイン画面で、追加するアカウントに切り替えます。 ここが最もよくつまずく場所です。ログイン画面は、Instagramアプリで切り替えておいたアカウントではなく、ブラウザにログインしているアカウントを使うことがあります。そのため2つ目のアカウントを追加しようとしているのに1つ目のアカウントが繰り返し拾われます。実際にある会員が3つ目のアカウントを追加しようとして、すでに接続済みのアカウントを6回受け取り直した後に生まれた案内文が、ボタンの下に常時表示されています。接続済みのアカウントが再び来ると画面が「@ユーザー名 のアカウントはすでに接続されています」とどのアカウントが拾われたかを知らせるので、ログイン画面でアカウントを切り替えるか、別のアカウントでログインしてから許可を押します。
- 権限を許可すると「Instagramアカウントを接続しました。DM自動化を作成できます」と表示されます。
止まるケースは2つ。
- 「このInstagramアカウントはすでに別のUUPアカウントに接続されています。」 Instagramアカウント1つはUUPアカウント1つにしか紐づきません。以前に別のメールアドレスで登録して接続していたアカウントなら、そちらで解除してから再度お試しください。どのアカウントに紐づいているかは画面には表示されません。
- 「接続スロットをすべて使い切りました。」 標準の3つを使い切った状態です。使っていないアカウントを解除するか、後述の4節のスロットを追加すると、さらにアカウントを接続できます。
3. アカウントごとに自動化を設定する方法 — 一から作り直さない
UUPのDM自動化はアカウント単位です。自動化ウィザードの最初のステップが「Instagramアカウントを選択してください」で、次のステップに表示される投稿一覧はそのアカウントのものです(次の投稿・すべての投稿・特定の投稿から選択)。したがってアカウントAで作った自動化がアカウントBのコメントに反応することはなく、逆にアカウントBにはBの自動化を別に作る必要があります。
「別に作る」は「一から書き直す」ではありません。設定を移すための道具が2つあります。
テンプレート。 自動化のメッセージをテンプレートとして保存すると、保存時点のキーワード・適用範囲・公開返信の設定まで一緒に保存されます。別のアカウントで新しい自動化を作るときに読み込みを押すと、適用範囲を選びます。
| 読み込み範囲 | 動作 | 使う場面 |
|---|---|---|
| メッセージ・返信のみ(既定) | キーワードは現在の下書きのものをそのままにし、テンプレートのメッセージをそのキーワードに割り当てる | アカウントごとにキーワードは違い、返信文だけ同じ場合 |
| キーワード設定まで全体 | トリガー(キーワード・範囲・一致方式)まで丸ごと置き換える | 同じ自動化を別のアカウント・別の投稿にそのまま複製する場合 |
既定値が「メッセージ・返信のみ」なのには理由があります。テンプレートに含まれていた古いキーワードが新しい自動化のキーワードを静かに上書きし、DMが送られない無音の故障が実際にあったため、それ以降キーワードは明示的に選んだときだけ変わるようにしています。
一括マッピング。 アカウントを接続したあと「投稿別のDMを一度に設定」する画面です。すでに投稿が数十件たまっているアカウントを新しく接続したとき、投稿ごとにウィザードを回す代わりに、1つの画面で投稿とメッセージを組み合わせて保存します。
設定が終わると自動化一覧でアカウント別の送信状態を確認します。有効/全体の件数、一括ON/OFF、送信・閲覧カウントがアカウント単位で分かれます。決済の問題で送信が止まると一覧の上部に「@ユーザー名 のアカウントの自動DM送信が停止しています」と表示されるので、どのアカウントが止まったかを探し回ることはありません。

4. 料金とスロット — 3アカウントまでは標準、それ以上はスロット
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 標準の接続数 | 3アカウント — DMプロ(月1,300円)・アップロードプロ(月1,300円)・ウルトラ(月2,400円)共通 |
| 無料・BASIC(月600円) | Instagram接続自体がない |
| 14日間トライアル | DM自動化が開き、カード登録は不要 |
| 追加スロット | 月450円(年払い4,100円)・スロット1つ=アカウント1つ・最大20 |
| 購入できるプラン | DMプロ・アップロードプロ・ウルトラすべて |
| 送信件数課金 | なし — コメント検知の自動DMは件数で数えない(Meta側の送信上限は別) |
スロットはプラン・お支払い画面の「Instagram追加スロット」カードで扱います。スロットを追加は保存済みの決済手段に即時請求されますが、ボタン1回で引き落とされることはなく、税込の最終額と「登録済みの決済手段で即時決済されます」を記した確認モーダルを経由します。スロットを減らすを押すと未使用分を部分返金し、画面の文言どおり「スロットを減らしても、すでに接続済みのアカウントは切断されず、新しいアカウントの接続だけが制限されます」。サブスクリプション自体を返金すると、残りのスロットも一緒に返金されます。
1つ経緯を記しておきます。2026年9月7日より前はスロットカードがDMプロでしか表示されず、ウルトラに上げた会員のカードが消える事象がありました(「ウルトラに変更したらInstagram追加スロットが表示されなくなった」)。現在は3プランすべてで購入できます。
他ツールと単位が違う点だけ触れておきます。ManyChatはアカウント単位の料金で、ソーシャルビズはアカウント単位の定額にコンタクト数の区間が付きます。アカウントが3つなら3つ分を別々に支払います。数値はDM自動化の料金比較とソーシャルビズ比較に確認時点とともにあります。UUPはプラン1つに3アカウントが含まれ、4つ目からがスロットです。
5. 複数アカウントを運用するときのヒント
- アカウントごとに文言を変えます。 テンプレートを「メッセージ・返信のみ」で読み込むとキーワードはアカウント別に残るので、共同購入アカウントの「価格」キーワードとブランドアカウントの「場所」キーワードが混ざりません。文言の構成は自動DMの文言の書き方にあります。
- アカウントごとにリンクページを別々に作ります。 DMに入れるアドレスがアカウントごとに違えば、どのアカウントのDMからクリックが発生したかを統計で分けられます。ページは無料プランでは1つ、DMプロ以上のプランで複数作れます。
- 接続の期限切れは事前に知らせます。 UUPはトークン期限の14日・7日・1日前に更新を試み、失敗すると再接続の案内を表示します。アカウントのパスワードを変更したりセキュリティログアウトをしたりするとMetaがトークンを即時無効化しますが、その場合は期限を待たずにすぐ「再接続が必要」に変わります。アカウントが複数あるときは、どのアカウントが切れたかを一覧ですぐ見えることが重要です。
- 1つのアカウントを解除しても残りはそのままです。 接続を解除するとそのアカウントの自動化だけが即時に一時停止され、予約ジョブが取り消されます。他のアカウントの自動化には影響しません。
- フォロー確認の分岐はアカウント別の自動化の中でそれぞれ有効にします。最初のDMは現在テキスト専用です(Instagram側でカード送信のエラーが繰り返されたため2026年9月7日に切り替え)。1つのアカウントでできることは他のアカウントでも同じです。
- 送信されないときの点検順序はアカウント数に関係なく同じです — 自動DMが送られないとき。
よくある質問
アカウントが3つなら料金も3倍ですか?
いいえ。DMプロ・アップロードプロ・ウルトラのプラン1つにInstagramアカウント3つの接続が含まれています。4つ目のアカウントからスロット(月450円)を追加し、スロットは最大20個までです。送信件数では課金しません。
アカウントAの自動化をアカウントBにそのまま複製できますか?
テンプレートで行います。Aでメッセージをテンプレートとして保存し、Bで新しい自動化を作るときに読み込みます。キーワードまで同じにするなら「キーワード設定まで全体」を選び、文言だけ同じでキーワードはBのものを使うなら既定の「メッセージ・返信のみ」のままにします。
2つ目のアカウントを追加しているのに1つ目のアカウントが何度も接続されます
Instagramのログイン画面が、Instagramアプリの現在のアカウントではなくブラウザにログインしているアカウントを使うためです。「@ユーザー名 のアカウントはすでに接続されています」と表示されたら、そのユーザー名がログイン画面のアカウントです。ログイン画面でアカウントを切り替えるか、別のアカウントでログインしてから許可を押してください。
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